アンケート設計
アンケートを作成する際に、「質問の設計」は非常に重要な要素です。この記事では、アンケートの内容、順序、質問の種類を決めるコツをまとめており、アンケート設計に慣れる手助けをします。
質問の内容をどのように決めるか?
アンケートの質問を設計する前に、アンケートが収集したい内容に基づいて構成を考え、関連する論文や調査レポートを参考にしながら、必要な情報やアンケートの方向性(ブランド認知度、会員の利用率、商品の購入理由など)をリストアップして、質問の枠組みを作成します。
たとえば、マーケティング部門がアンケートを設計する目的が「ターゲット顧客層のプロフィールを理解し、マーケティング戦略を決定する」ことである場合、アンケートの構成は「顧客」「製品」「競合製品」の3つの観点に分けることができます。
これら3つの観点から探りたい項目を整理し、それに基づいて質問を作成することで、有益な情報を収集し、マーケティングモデルやチャネル戦略を決定することができます。

また、SurveyCakeではアンケートテンプレートが用意されており、自分のアンケートの目的に応じてテンプレートを選び、質問の内容や順番を調整することで、アンケート設計の時間を大幅に短縮できます。

質問はどのように設計するか?

アンケートの質問は大きく分けて「自由回答式(オープンエンド)」と「選択式(クローズドエンド)」の2種類があります。
「自由回答式」は回答者が自由に回答できる形式で、回答に制限がないため「予期しない回答」が出てくる場合があります。ただし、このタイプの質問はアンケート全体の中で少なめに設定するのが望ましく、多すぎると「集計しづらい」「分析が難しい」といった課題があります。
一方「選択式」は、あらかじめ用意された選択肢の中から、1つまたは複数を選んでもらう形式です。「回答が標準化」されており、「答えやすく」「集計や分析がしやすい」という利点があります。

また、収集したいデータの種類によって質問を「属性」「行動」「態度」の3つに分類することができます:
- 属性データ:特定の人々の特徴を定義するためのデータで、「年齢」「性別」「婚姻状況」「星座」「学歴」「収入レベル」などが含まれます。この種のデータは比較的安定しており、時間が経っても変化しにくいという特徴があります。
- 行動データ:特定の人々の行動を記録するためのデータで、「買い物の頻度」「運動の回数」「消費傾向」などが含まれます。このデータは、特定属性を持つ人々の行動特性を把握するために役立ちます。
- 態度データ:特定の人々がある現象やブランドに対して持っている価値観や態度を示すもので、「ブランド認知」「価値観」「性格」などが含まれます。態度データは重要な意味を持ちますが、調査が最も難しいカテゴリでもあるため、他の調査手法と組み合わせて分析することが推奨されます。
これら3つのデータをわかりやすく整理すると:
- 属性データ:回答者を「定義」するためのもの
- 行動データ:回答者の「事実や過去の行動」を理解するためのもの
- 態度データ:回答者の「動機や考え方」を理解するためのもの
それぞれのデータに応じた質問設計を行うことが重要です。

質問を作成する際には、以下の原則を守ることが重要です:
- 質問の前提を決めつけない。
- 専門知識がないと答えられない質問を避ける。
- 1つの質問に2つの行動を盛り込まない。
- 選択肢は互いに独立し、重複しないようにする。
- 否定表現や二重否定の使用を避ける。
- 仮定や未来の推測に基づく質問は避ける。
質問の順番をどのように決めるか?
質問の順番は「段階的に進める」原則に基づき、一般的な質問から詳細な質問へと進むのが理想的です。また、選択式のシンプルな質問から始めて、徐々に記述式の時間を要する質問へと進めると、回答者にとっても回答しやすくなります。
質問の順序を決める前に、フローチャートで質問の流れや構成が適切かどうかを確認すると良いでしょう。論理的に整理された質問の流れは、アンケートの専門性を示す要素にもなります。

たとえば、消費者行動の調査アンケートでは、まず商品を利用したことがあるかを尋ね、その後、使用体験や改善点などを聞くことで、回答者の体験に寄り添った構成ができ、論理の混乱による偏りのあるデータを防ぐことができます。